解説

仕事のメールを、声で書く。話す順番と、送る前に見る3つのポイントを解説。

メールは、音声入力がいちばん効く文章の一つです。決まった形があり、話す内容がはっきりしているからです。打ち合わせの日程の連絡を例に、話す順番と、送る前に見るべき所をまとめました。

この記事は SayonaraType の開発元が書いています。SayonaraType は、メールの入力にも使える音声入力です。

メールは形が決まっているので、声で書きやすい

仕事のメールには、ほぼ決まった形があります。

  • 宛名とあいさつ
  • 用件(結論)
  • 詳しいこと
  • お願いと締め

形が決まっているので、話す前に何を言うかを考えやすいのです。そのうえ、メールは一通が長く、打つと時間がかかります。音声入力で時間が浮きやすい文章です。

宛名 → 結論 → 詳しいこと → 締めの順に話す

メールの形どおりに、上から順に話します。

  1. 1宛名とあいさつ「〇〇株式会社 〇〇様、お世話になっております」
  2. 2結論何の連絡か、何をお願いしたいかを一文で
  3. 3詳しいこと日時・場所・資料など
  4. 4お願いと締め返事の期限、「よろしくお願いいたします」
メールを声で書くときの順番

たとえば、打ち合わせの日程の連絡なら、次のように話します。

株式会社ルミナ 岡田様。お世話になっております。来週の打ち合わせの日程について、ご相談です。火曜の午後か水曜の午後でご都合はいかがでしょうか。資料は前日までにお送りします。お手数ですが、金曜までにご返信いただけますと幸いです。よろしくお願いいたします。

ポイントは三つです。

  • 結論を二文目で言う:「日程について、ご相談です」と先に言うと、そのあとの詳しいことが自然につながる
  • 一文を短く切る:「〜でして、〜なので」と続けず、「〜です。」で止める。句読点が入っても読みやすい
  • 敬語は、話すときに使う: 道具によっては敬語に直してくれないので、送る文の言い方で話す(考え方は話した言葉を敬語の文章にするには)

件名だけは、最後に手で打つ

件名は短く、言い回しを選びたい所です。本文を声で書いたあと、件名だけは手で打つと、全体が速く仕上がります。本文を読み返すと、件名に入れるべき言葉も決まります。

送る前は、名前・数字・同じ音の言葉の三つを重点的に見る

音声入力の誤りは、出る所がだいたい決まっています。送る前は、まず次の三つを重点的に見ると、見落としを減らせます。

見る所 よくある誤り 減らすには
人と会社の名前 同じ音の別の字になる(岡田 → 丘田) 辞書に登録する
日付と数字 「火曜」「3日」などの聞き違い ゆっくり、区切って言う
同じ音の言葉 「以上」と「異常」など 前後の言葉を足して言う

人と会社の名前は、一度直すと覚えてくれる道具が多いです。よくやり取りする相手の名前は、最初に辞書へ入れておくと安心です。

決まった文と返信は、まとめて話すと速い

  • よく使う一文は、まとめて話す:「お世話になっております」から「よろしくお願いいたします」まで、毎回同じ文は迷わず言えるので速い
  • 返信は、相手の文を見ながら話す: 聞かれたことに順に答えるだけで、本文の形になる
  • 長い報告は、箇条書きで話す:「一つ目、〜。二つ目、〜。」と話して、あとで記号を付ける

メールは「結論を先に」と分かっていても、打つと前置きが長くなりがちです。声だと、言いたいことから話し始めやすくなります

SayonaraType 編集部メールは「結論を先に」と分かっていても、打つと前置きが長くなりがちです。声だと、言いたいことから話し始めやすくなります

迷ったら、メールの形どおりに話す

声でメールを書くときの要点
  • 何から話すか迷う宛名 → 結論 → 詳しいこと → 締めの順
  • 読みにくい文になる一文を短く切る
  • 敬語にならない送る文の言い方で話す
  • 名前や数字を間違える名前は辞書に、数字は区切って

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あわせて読みたいMac の音声入力の始め方とは?標準の機能で、どこまで使えるか。Mac には、追加の費用なしで使える音声入力が入っています。オンにする手順、句読点の入れ方、言語の切り替えを、Apple の公式の説明に沿ってまとめました。標準の機能では足りない所も書いておきます。

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調べ方

日本語の仕事のメールの一般的な書き方と、音声入力の道具の一般的な仕組みに基づいて書きました。特定の製品の精度は測っていません。

出典